オルニチンのおはなし
「オルニチン」は、しじみの身に多く含有されている成分で、次世代アミノ酸ともうたわれていて、人の体内に存在する血中遊離アミノ酸です。その働きは近年徐々に明らかになり日本では2002年の食薬区分改正で利用できるようになった、大いに期待されている食品成分なのです。
オルニチンの働きは、オルニチン回路によるアンモニアの解毒作用がよく知られています。
私たちの普段の生活の中で、食事由来や筋肉の代謝によって必ずアンモニアが発生します。
アンモニアは疲労物質と呼ばれており、過剰に蓄積すると身体にとって有害になりますが、
オルニチンを摂取することで、オルニチン回路の効果を高め、肝機能を介した疲労の改善やストレスの軽減にも有効なことが示唆されています。
また飲酒した翌日の疲労感試験では、オルニチン摂取群の疲労が軽くなるという体感効果も表れています。
しじみの中のオルニチンは煮出すと水に溶けだすので、スープやお味噌汁にして摂るのがよいですが、これから飲み会の多くなるシーズンに向けて、オルニチンエキス含有の栄養補助食品で補充して元気な翌朝を迎えられたらいいですね!
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