お灸(きゅう)のはなし
「お灸で温活しませんか?」ブラックボードに書いて店先に置いていたら、下校中の小学生らから、「お灸って何ですか?」と質問されました。
私「もぐさを使って・・・」
小学生「もぐさって何ですか?」
私「もぐさはヨモギから、、、あ、ちょっと待っててね」
施術室からもぐさをもってきて子供たちに見せました。
手に取り臭いをかいだ子供たちは「フワフワ!いいにおいー!!」と大はしゃぎな中、簡単に説明を続けましたが、子供の「何?何?攻撃」ってパワーがすごいなと痛感しました。
そんなわけでお灸の話をしたいと思います。
もぐさの燃焼時に独特な香りがするのは、「チネオール」という精油成分によるもので、お灸には温熱効果による血行改善に加え、チネオールが持つ鎮痛・鎮静効果や抗炎症効果も期待出来ます。
もぐさの種類は大きく鑑別すると2種類あり治療法によって使いわけられます。
灸の術法もまた2種類に大別され、①有痕灸と②無痕灸とあります。
①有痕灸は灸痕を残す施灸法の総称で、皮膚の上に直接お灸をおいて施灸し、生体に強い温熱刺激を与え、それに伴って生じる生体反応を治療に利用する灸法。
②無痕灸は灸痕を残さず、気持ちの良い刺激を与えて効果的な生体反応を期待する目的で行う灸法。
当院では、治療内容によりどちらも行っておりますが、お灸教室等の寒さ対策では、ふんわり温かく心地の良い無痕灸(と他の温熱療法)を使用しています。
いろいろなお灸を体験して寒い冬をあったかく乗り切りたいですね(o^―^o)
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