古傷が痛む(ふるきずがいたむ)おはなし
よく、梅雨時や体が冷えると「古傷が痛む」って聞きますよね。
過去にけがした部位や手術を受けた部位が、季節や天候で痛むのは何故でしょう?
さまざまある原因の一つに、血行不良があります。
治療上完治をしていても、キズ周辺の筋肉や神経にはダメージを抱えていることがあります。すると、ほかの部位より血液の流れが悪くなったり、筋肉の収縮がスムーズにいかなくなってしまうのです。
さらに、天気や温度は交感神経の働きに影響を与えます。交感神経優位になると分泌される「ノルアドレナリン」というホルモンは、血管の収縮させる働きがあるため、血行不良となっている古傷周辺では神経が刺激され痛みを感じると言われています。
血行不良の改善をご自宅でも簡単にできるよう、お灸の写真(例)を紹介いたしますね。
お灸の効果には、温熱的刺激が局所を温め循環を改善する効果や、増血作用により血流をよくする効果などがあります。
ここで使用されているお灸は、ドラックストアや薬局などで購入できる市販のものです。
台座の下がシールになっているので、指先や膝のような体の平らでない部位にも使えます。
片手でも扱いやすいので、ご家庭でのセルフケア用におススメです。
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